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デス・ゾーン8848M―エヴェレスト大量遭難の真実

アナトリ ブクレーエフ/G.ウェストン デウォルト
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デス・ゾーン8848M―エヴェレスト大量遭難の真実の詳細
  • おすすめ度:まだ評価されていません。
  • 出版社:角川書店
デス・ゾーン8848M―エヴェレスト大量遭難の真実のカスタマーレビュー

「ブクレーエフの遺作をぜひ!」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2007-02-05

「空へ」を読んでから読むことをお勧めします。どちらか一冊を選択する場合はこちらの方です。
ブクレーエフのルート工作等の陰での尽力、的確な判断力と英雄的な救助、作り話や言い訳でないことが、
事故翌年、エベレストへ再登頂し、フィッシャーと難波さんの骸を弔い、サウスコルから難波さんの遺品を持ち帰り
難波さんの家族に渡したことからもうかがえます。「空へ」では泣けなかったが、この本では泣けた。
フィッシャーの後を追うようにアンナプルナに散ったブクレーエフの遺作をぜひお勧めいたします。

「苦労はわかるが、言い訳めいている。」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2006-05-10

ガイドとして同行したにも関わらず、酸素ボンベも持たずに登頂したため、誰よりも早くキャンプに戻ってしまった彼は、やはり非難されても仕方ないだろう。自分が早く帰って体力を回復しておけば、あとで、救助が必要な事態が起こっても対応できるから、とスコット・フィッシャーには言ったようだが、ガイドとして多額の報酬を支払っているのに、そんなことを隊長が受け入れるだろうか?ちょっと言い訳めいて聞こえる。結局スコットも死んでしまったのでどういうことなのかはよくわからないが。ブクレーエフは手取り足取り面倒を見なければならないような人はエヴェレストには来るべきではない、と思っているようだし、私もそう思う。しかし、そう思うのなら、この商業登山隊での彼の役割はいったい何だったのか。

「「空へ」の次に読んで下さい」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2004-04-30

この本はどうしても読みたかったので、やっと見つけた時は感激でした!
ジョン クラカワー氏の「空へ」と同じ3ヶ月間を別の視点から読むことは、とても興味深かった。
誰が悪いなんてないと思った。みんなが自分に精一杯で。
筆者アナトリは、彼のとった行動やこの本の内容についてかなり批難されたみたい。

その両方の意味で、本当にアナトリが正しいのかは分からないけど、
彼は立派な登山家だと心から思う。最後のシーンは、ほろりと来ました。  

「「空へ」の裏本」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2001-08-06

ジョン・クラカワー著「空へ」で「ガイドの務めを果たしていない」と徹底的に批判されていたブクレーエフの書いた96年5月のエベレスト大量遭難のルポルタージュです。

遭難の全貌は「空へ」のほうがよく書けています。この本は、旧ソ連の国策登山家だったブクレーエフが体制崩壊後に登山を続けるには西側に出て公募登山隊に加わらなければならなかったこと、「登山とは本来自己の責任で行う」という考えが通じない世界での戸惑いや悲しみが読み取れ、「空へ」とはまったく異なったエモーショナルな(かといって独り善がりではない)内容になっています。特に、事故の翌年、個人的に現場に戻り、難波さんの遺品を見つけてご主人に返すところは、昔気質の登山家ブクレーーエフの気持ちが伝わり泣けます。(決してお涙ちょうだいではないのですが)

蔓延する西側商業主義によって失われていくものについて考えさせられる一冊です。