「陳腐な同情論」 おすすめ度:
投稿日:2007-11-11
あ〜つまらない本でした。明らかに現代医療の被害者と自称する方々にスタンスを置き過ぎです。
筆者はこういう陳腐な本を書いて弱者救済をする自分の姿に酔っているのかもしれません。
医療の不確実性を理解して現代医療の受益者の意見も多少は載せたらいかがでしょうか?
退屈極まりない本で誰にも勧めません。
「最後に希望を持たせてくれます」 おすすめ度:
投稿日:2003-09-30
新聞記者の書いた医療本は概して粗雑なものが多いのだが、本書は水準が高い。漫画の帯があるので、その印象からいい加減なものかと半ば期待しないで読んだのだが、嬉しいことに裏切られてしまった。
本書を読んで、医療事故の被害を受けても裁判に訴えることがどれほど「しんどい」ことかが身につまされるように理解できるだろう。だから、最初から被害に遭わないようにすること、つまり自分で健康を維持し、病気になった場合に備えて常日頃から「良い医者」を見つけておくことの重要性も理解できる。
癌でもないのに癌と説明しての手術乱発・人件費のかからない分娩をするための分娩誘発剤の乱用による医療事故、製薬会社から多額の賄賂を受け取っていた院長などなど、悪徳医療で有名だった枚方市民病院。この本の中で、病院再生のための研修会に出た看護師は次のように告白している。
『前の院長はほんとうに独裁者でした。患者や家族への態度もひどかったと思います。でも、私たちにも、逆らえば職場を追われかねない状況があったのです。勝村さん(医療事故被害者)の事件についても、私たちはあまりに知らなすぎました。変わらなければならないとは全職員が感じていたはずなのに、その方法が見つからないという状況もあったと思います』(P222)
これが病院に勤務する医師・看護師の偽らざる心境なのである。
上に逆らえば、職場を追われる。家族を養ってゆけなくなる。
だから、良心を殺してでも職場にしがみつく。
この心理を、現実を批判することは難しいだろう。
最後の第8章は!!、名古屋大学医学部教授・大島伸一の独壇場。この教授(大学病院院長)を美化し過ぎている面もあるが、こうした教授による地道で確実な現場改革に期待するしかないことに読者は気づくだろう。という意味で、最後には希望を感じさせてくれる本である。
「新聞記者が見た大学病院の姿」 おすすめ度:
投稿日:2003-07-31
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