「あったこともない医師へ電話をかけ、面接するためのノウハウが書かれています」 おすすめ度:
投稿日:2007-09-18
私はぎっくり腰で寝込み、『サーノ博士のヒーリングバックペイン』という本の書評を読んで治り、
夏樹静子の『椅子が怖い』などを読んで来た者です。女房によると、「『夏樹静子の闘病記は有名人の闘病記で
参考にならない』が、下田某のこの本は普通の人の闘病記で参考になる」。勧められたのでソファで読み始め、
数時間で読み終えました。ここには、作家とはいえ、だれでも知っている作家ではない人が、病気の不安をかかえ、
知人の力を組織して自分が手術を受ける医者を決定して行く過程がかかれています。
特に、「医師を面接した上で主治医を決定する」場面がたいへん印象的だし、役にたつと思います。著者たちの
情報収集作業の方法や、とりわけ著者が実践した面接をお願いする電話の方法(『出典や根拠になるもの』を明示
して、会うことをお願いすることの重要性)はたいへん重要なハウツーだと思います。
生死を左右する医師を患者が選ぶということが、一般の私達にできるということ。そのメッセージは大きいと思います。
しかも、どういう風に面接をお願いすればいいのか、書かれています。面接したい医師を選ぶ作業もたいへんでしょうが、
それさえすれば、私達が医師を選ぶことができると書かれています。だれのコネも紹介状もいらないのです。
山崎豊子の白い巨塔で描かれていた○特(マルトク、たしか、特診患者、特別に診療する患者だったと記憶する)患者
でなくても、自分が信じる医師に見てもらうことができるのです。
「共感しました」 おすすめ度:
投稿日:2006-01-15
私たち患者は、普段からあまりにも医者に対して、ガマンしすぎているのではないだろうか?
理不尽な言動に対して、ひたすらイエスマンになるしかない、弱者の患者。
そういった、医者と患者の間の、不公平な関係について、これほどハッキリと意見した本は今まであっただろうか?
患者も強くならなくてはいけない、賢くならなくてはいけない。
そう全国の患者を啓発し、勇気付ける本だと思う。
「ありえる話です」 おすすめ度:
投稿日:2005-08-15
この著者が体験した恐怖は誰でも経験する可能性のある話です。医師も看護士も人間ですので、様々な人がいます。したがって、著者と同じように重病になればなるほど実績のある医師や施設を探すのが普通です。
病院は日常生活の中で、無くてはならない施設です。また、この著者が患った脳動脈瘤などは誰でもなる可能性があります。したがって、いままで大病と縁の無い方にも、この本は参考になるのではないでしょうか。
医師もしくは看護士の対応の中で、少しでも納得のいかないことがあれば病院の事務なりに相談することが必要だと思います。最近は、新聞沙汰になる事件が勃発していますので病院は大変敏感になっています。何らかの手を打って下さるでしょう。それでも、解決しなければ著者のように病院脱出です。患者側は病院や医師を選ぶ権利があります。これが、この本から得た私の知識です。
「結局最後は医者を信じられるかどうか」 おすすめ度:
投稿日:2005-07-04
著者は納得のいく医療を受けたいと奔走する。そのためには手術の前夜に病院を脱走までする。不信感を持ったまま命に関わる手術を受けられない著者の気持ちはわかる。しかし、どこかで割り切らないといけない部分もあるんでは?
著者は脳動脈瘤クリッピング手術を受けるにあたり、その熟練執刀医を求めていたんだと。しかしその熟練執刀医だってその手術の第一例目を経験しているわけで、新しい術式であれば、誰かがその手術の一例目になっているはず。そんな実験台みたいな手術は嫌だという気持ちもわかるが、結局は医師と患者の信頼関係が築かれているかどうかという問題になるのでは?
著者は日本中の全医師に対して患者の多くは基本的に医師を信じていないという。ところが自分は名医に取り囲まれていたという。そして患者は病気と闘うまえに、全力をあげて、自分だけの、唯一の名医を戦闘的にさがしてほしいという。
しかし医師を信じられないならそもそもなぜ病院にいくのか? 出された薬だって信じなければ服用しないだろう。著者は都会に住んでいるから「戦闘的に」名医をさがせるが、地方に住んでいるとかかれる病院は限られてくる。通院するのに新幹線を利用しなければいけないところまで「戦闘的に」さがすのか?
実はどんな名医にも直せない病いは存在するし、達観すれば人間いつかは死ななくてはならない。納得できずに死ぬのは無念だが、納得さえさせてくれればその医者の実験患者になってもいいと思うのではないだろうか?
現実にはその納得させてくれる医師があまりに少ないということなんだろうけど。
「まったく参考になりませんでした。」 おすすめ度:
投稿日:2004-01-25
患者の心得として参考になる書籍としてとある書籍で読み読んでみましたが、全くと言っていいほど参考になりませんでした。
大病は、突然さらに時間的、金銭的余裕等なく襲ってくるものです。
さらに著者の横柄なのか遠慮深いのか分からない言動と行動にはただただ呆れかえるばかり、この本の中で批判されている病院、医師の方々が
かえって気の毒に思えてきました。
読んでいる途中で何度「死んだ方がいいんじゃない?」とおもったことか。
星一つもやりすぎなくらいです。