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統合失調症―精神分裂病を解く (ちくま新書)

森山 公夫
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統合失調症―精神分裂病を解く (ちくま新書)の詳細
  • おすすめ度:まだ評価されていません。
  • 出版社:筑摩書房
統合失調症―精神分裂病を解く (ちくま新書)のカスタマーレビュー

「学術的過ぎて、新書としては疑問」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2007-03-23

 分裂病患者としてこの本を見ると、何の解説もなく難解な用語が頻出するため、一度で読みきることが難しいと考えられます。私はある程度の勉強はしていましたが、多少の勉強程度ですんなりと理解できるレベルではありません。特に第一章から第三章までは、読んでいるうちに投げ出してしまいたくなります。
 内容を見る限りでは、古典的な(つまり難解な)哲学を基礎としてきた精神医学的な観点からの解釈論のように思えます。述べられている内容が正当なものかどうかは、難解な用語の問題もあって、判断すること自体が難しい。
 また、出版マーケティングの観点から見ると、どのような読者を対象としているのかが不明確です。あとがきで述べられているように、あまりにも学術的過ぎる内容ですから、他の新書のように気楽に読めるような性質のものではありません。新書を気楽に読んでいることの多い一般の読者がこれを読んで分裂病を理解できるのかも疑問がありますし、偏見や差別の問題については触れられていません。
 以上の理由から、どうやらこの本は多くの分裂病患者が自分を知るために活用しやすいものではなさそうだと判断しました。よって、私にはあまり肯定的に評価することができませんでした。

「他の本と一緒に読む」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2003-08-14

私は、ã"の本一冊単独で読ã‚"でいたら、あまり評価できなかったと思います。難ã-いã-、æ­'史も述べられているã-、ç' äººã®ç§ã«ã¯å›°é›£ãªéƒ¨åˆ†ã‚‚多いからです。それでも、「心理療法におã'るã"とばの使いæ-¹ã€ã¨ã„うæ-‡çŒ®ã‚'繰りè¿"ã-読みながら、ã"の本も同時に読ã‚"で初めて、「心理療法におã'る~」のæ-‡çŒ®ã§ã¾ã ç†è§£å‡ºæ¥ãªã‹ã£ãŸæ-°ã-いè¦-点ã‚'見つめる事が出来まã-た。ã"の本ã‚'同時に読ã‚"でã"そ、と、私は勘å½"ã-まã-た。å†...容は高度でも、æ-‡ä½"は優ã-く丁寧であり、きっと私はï¼"度でも繰りè¿"ã-てå†...容ã‚'つかみたいと思います。

私はまだ、アドラー心理学ã‚'中心に、ギル・コフートなどã‚'統合ã-た心理学やカウンセリング・セラãƒ"ーのæ-‡çŒ®ã‚'読ã‚"でいる段階で、本å½"に理解ã-たいと思う精神分裂ç-‡ï¼çµ±åˆå¤±èª¿ç-‡ã«ã¤ã„てのæ-‡ç!Œ®ãŒé›£è§£ã™ãŽã¦æ‰‹ãŒå‡ºã›ã¾ã›ã‚"。そのé-"のクッションとã-て、非常に良かったと思います。

「統合失調症の解明へ」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2003-07-20

「差別」というものは理解できないところから生まれるものだと思いますが、この本は、統合失調症は各人の性向によっては誰にでも起こりうるものだと示唆し、その「理解」を高めてくれるものです。
この本では著者自身が認めているように未完成な部分があります。是非、続編を何らかの形でお願いしたいと思いました。

「期待はずれ」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2003-04-01

この本は統合失調症の医学的背景を知ろうと思って手にすると痛い目に合う。
この本は統合失調症に対する著者のオリジナルな考えをまとめたものであり、読み物としては確かに面白いが、確かな知識なしには批判もできないわけであるから、統合失調症を勉強したい人間にとっては不満足であった。

「統合失調症の「了解」を求めて」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2002-12-04

この本は、病気への対処法としての実践的医学書というよりは、むしろ学問的色彩の濃い内容で、それを素人にも分かるように書かれている。かくいう筆者(私)の専門は物理学で心理学、精神医療には門外漢だが、大変な興味を持って読むことができた。その理由を述べてみよう。まず、筆者自身がこの統合失調症の前段階ともいえる強迫神経症をかつて患っていたことによる。このような精神疾患は、他人から見れば、当事者は外見的には普通の人に見えるだろうし、本人の気持ちを想像するのは難しいところにひとつの特徴があるのではないか。著者は、かつては「不治の病」とされてきた統合失調症を人間誰でもかかりうる病気として、「人間学的」な立場から理解を試みている。これは、精神疾患を単なる「脳内物質!の!!分泌作用の不調」などの生理的作用のみに着目する立場を一歩踏み越えて、根本的に治癒していくために必要な方法論だと思う。この病気はおよそ100人に1人は罹患しているという。以外に多いと感じるのは私だけだろうか?かつて天然痘は地上から根絶された。人類の精神病との闘いにも期待したい。患者が体験する「つつぬけ体験」などを挙げて、著者は病気の進行を‘患者にとっての時空性が失われていく‘と表現していたように思う。現代の物理学の視点からもとても興味深い指摘だと思う。20世紀の物理は相対論(時空の物理)と量子力学である。いずれも情報の伝達を規定し、ひいては人間の認識のあり方にインパクトをもたらす理論である。これら2つの理論をより統一的に理論化しようという試みが現在進行!中!!である。人間の認識機能を追求する心理学や物理学が、かならずしもかけ離れた学問ではないと感じさせられた。この本のテーマとする、ある意味人間の精神機能の「極北の姿」の解明は、「人間自身」の解明へとつながっていくのではないか。新しい認識論、心理学、さらに世界観が提示される頃には、これらの病気に対する対処法は飛躍的に向上していることを期待したい。