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脳の話 (岩波新書)

時実 利彦
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脳の話 (岩波新書)の詳細
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  • 出版社:岩波書店
脳の話 (岩波新書)のカスタマーレビュー

「脳に生理学的・哲学的にせまる」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2004-11-15

脳・意識などの哲学的な問題に、生理学的に迫った古典的実験を数多く紹介してくれている名著だと思います。今流行りの分子生物学でなくても、脳や意識の本質にこれほどにまで迫れるのかと思わせてくれます。
1892年ゴルツの「大脳のないイヌ」、セチノフの「断頭カエル」、ブロペックの「食べ過ぎるネズミと食べないネズミ(摂食中枢・満腹中枢)」、オールズの「快楽に溺れるネズミ(自己刺激法)」などなど、古典的・画期的実験に詳しいので、興味のある人は読んでみて損はないと思います。

脳の重さは、生後一ヶ月がサル、三ヶ月がアウストラロピテクス、十一ヶ月がジャワ原人、三歳が北京原人、十歳がネアンデールタール人に相当するらしい。

著者の言葉じゃないみたいだけど、言葉の本質はロゴス的契機とパトス的契機が立体的に統合されたものというのは面白いと思いました。養老孟司の「唯脳論」に通じる物があるなあと思いました。