「まあまあ」 おすすめ度:
投稿日:2004-05-10
大してむずかし内容ではないのに わかりにくい日本語でかかれていて 読みにくい。二ーチェやドストエフスキー(私も昔読みました)も いいけど 今の時代に即してないんですよ。
また 症例として出てくる一般の患者(犯罪者ではない)を診るこの著者の目も どこか冷たく ほどんど憎悪がこもっていると感じてしまうのは私だけだろうか。
どんなことが起こっても こんな精神科医を 私は絶対選ばない。
「重要な著作」 おすすめ度:
投稿日:2003-05-26
この著作の出版は,様々な意味でタイムリーである。その理由として二つ挙げるなら,まず,人格障害という用語がその背景や概念的混乱が十分に理解されないまま一人歩きをしているという現状がある。そして次には,人格障害の取り扱いが「死の判定に関する倫理的問題と同様に」医学倫理的問題だからである。このような問題意識に基づいて臨床での経験を吟味し,その成果を臨床の場に戻してゆくことこそ,今切実に必要とされている事柄である。
本書においては,人格障害の概念に対して既成概念に捉われずに物事の根本に立ち返って吟味するという著者の真骨頂が遺憾なく発揮されている。著者が最も力をこめて論じているのが人格障害を扱う際の価値観の問題である。著者は,人格障害に対する対応において,これまで患者のためにのみ最善を尽くせばよいと考えてきた精神科医も,倫理すなわち外部にある他者への姿勢を問うことを治療関係の中に取り込む必要があると述べる。そして臨床的には,「悪」に対応するのに柔軟な倫理性を以ってすることを推奨している。本書ではまた,幾つかの「悪」に対する態度が紹介されている。一つは両親の悪と自らの内にある悪との苦闘である。これは,悪が乗り越えられた「無垢」の状態に近づく営為と位置づけられよう。臨家としての私の考えでは,両親の欺瞞を徹底的に断罪した後に,親子の和やかな語らいが復活しているのではないかと想像される。こう考えるなら,「悪」には大きな意味があると見なければならない。この点で「悪」を一元的なものと扱っているように見える著者の記述には首肯できない点を感じる。
本書は,人格障害にまつわる言説が野放図にたれ流されているように見える現状に対して,始めて(といってよいだろう)自分自身の臨床経験から一つのまとまった理解を提示したものであり,今後の議論の礎とされるべきものである。その点で高く評価されるべきである。
「少々難しい」 おすすめ度:
投稿日:2003-02-09
人格障害全体を網羅した力作であることは間違いありません。実践面よりも理論的整理を中心とした専門書という感じです。
家族や福祉関係者には少々難しいかしいと感じました。
「人格障害の正しい理解!!」 おすすめ度:
投稿日:2001-12-02
最近、人格障害についての本が乱出版されているが、この本は非常に冷静かつ正論を書いている。偏らない参考文献には、著者の研究者のポリシーを感じる。人格障害に興味がある人・人格障害と診断することの多い精神科医には必読!!