臨床医学 | 薬学 医学

川の見える病院から―がんとたたかう子どもたちと

細谷 亮太
川の見える病院から―がんとたたかう子どもたちとの商品情報を見る 川の見える病院から―がんとたたかう子どもたちとをショッピングカートに入れる
川の見える病院から―がんとたたかう子どもたちとの詳細
  • おすすめ度:まだ評価されていません。
  • 出版社:岩崎書店
川の見える病院から―がんとたたかう子どもたちとのカスタマーレビュー

「温かな気持ちと素敵な言葉に包まれる」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2008-03-25

 小児科医の書いた本を何冊か読んでいるが、どれを見ても、小児科医は臨床第一で「子どもを救いたい」という気持ちが中核にあるように思える。他の専門の医師ももちろん人を救いたいという気持ちがあるだろうが、中でも小児科医は「患者の心に近い存在」に思える。だから、そんな医師の書くエッセイにはどれも温かい気持ちが満ちており、涙もろいと自認する著者が記した本書は、なおのことやさしさにあふれていた。敬体(です・ます調)の文も、穏やかで心地よい。

 本書に収録されているのは、著者がこれまで出会ってきたがんや白血病の子どもたちとのエピソード。日常の何気ないことから臨終の時のことなど。とりわけ心に残ったのは、命の尽きそうな少女の「わたし、いつまでがんばればいいの?」という言葉に返した著者の言葉。すでに別の方のレビューに引用されているとおりである。いつの日か、大切な人や自分自身に救いとなる言葉だと思う。覚えておきたい。

「がんばっている医者」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2005-09-14

この本を書いた医師は本のあとがきに「ひとりの子供を 一人の人間として どこまで大切にできるかが ほんとうは 一番大切なことだと思っています」と書かれています。
白血病は現在十万人に一人の子が発症し、そのうち80%が治癒しています。20年前はそれこそ不治の病として、たくさんの子がなくなりました。死ぬ瞬間までたたかっている子供がいった「いつまでがんばればいいの」という問いに「どれくらいがんばればいいかは神様がきめてくれる。mちゃんが耐えることのできる苦しみしか、神様はくれないから、もうがまんできないと思ったときにはきっと楽になるからね」の言葉に涙が出ました。生きるための死に方がそこにはあります。

「可能性・たくましさに感動!!」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2003-05-04

小児科の医師である著者が患者である子どもたちとの係わり合いをつづった物語である。登場する多くの子どもたちは難しい病気(絶対的治療が確立されていないものや100%の効果が見込めないもの)であり、「死に直面しなければならない」そのような時、子どもを一人の人間として、考え接する周囲の大人の必要性と、純真な子どもに感動しました。病気や医療の知識がなくても、興味を持ってあっという間に読んでしまいます。