「PTSDを経験した人も、治療者も読んで欲しい本」 おすすめ度:
投稿日:2006-09-08
この本の中の具体的な事柄一つ一つが、なんと自分の状況を支えてくれるのだろうと思える、そういう内容である。なぜなら、トラウマはその急性期を過ぎても、人の人生に影響を与え続ける。ある意味、通奏低音のように、心の奥に静かに鳴り響く脅威や不安であり続けるからだ。
しかし、人はその音を雑音として無視することもできるし、耳を傾けることもできる。ある時は脅迫的にその音に脅かされ続けながら、苛立ちの極地に達する余り、疲弊することがあっても、必ず、自分と人の声と、その通奏低音を聞き分けられる時がくる。ずっと永久に混同して聞き続けることは無い。(もし、そうであれば、それは本人がそのようなあり方を無意識のうちに望んでいるのかもしれない)
だから、「乗り越えるため」という副題に惹かれる人は、「悲劇に引き裂かれた自分」を客観視して捉えようという努力ができる人間なのだ。そういう人を支える具体的な事柄の一つ一つが、単なる研究者の理論や観察で終わるのではなくて、具体例・方法論として詳しく書いてある、これほど読みやすく易しい本を私は知らない。
「核心を付いていると思った」 おすすめ度:
投稿日:2006-06-24
自分がトラウマに長いこと悩まされ、
ちょっと高いとは思ったけれど立ち読みしてこれは買うべきだと思い
買ってみたらかなりいい本だと思った。
PTSDの人にはかなりおすすめしたい。
読みながら何度も泣きそうになったが、
これから立ち向かおうという気持ちが少しでもあるなら
読んだほうが絶対にいいと思う。
トラウマの後遺症についてのチェックもあり、
値段に見合った充実ぶりであった。